四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(2月22日発表)

ムラキ <7477>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の1億1000万円→2億1000万円に90.9%上方修正。減益率が49.3%減→3.2%減に縮小する見通しとなった。効率的な仕入れコントロールや効率営業による費用削減などが奏功し、採算が大きく改善する。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の20円→25円(前期は20円)に増額修正した。

キムラユニテ <9368>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の42億円→46億円に9.5%上方修正。増益率が5.9%増→16.0%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。北米子会社における格納器具の受注拡大や生産性向上のほか、為替の円安進行も追い風となる。業績好調に伴い、年間配当を従来計画の50円→55円(前期は42円)に増額修正した。

八洲電機 <3153>
今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ。また、特別株主優待を実施。24年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて500~7000円分の「ジェフグルメカード」を贈呈する。

関西ペイント <4613>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.78%にあたる2000万株(金額で400億円)を上限に自社株買いを実施。うち1732万3500株を22日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で取得する。また、総額1000億円のユーロ円建て新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行する。調達資金はM&A資金や自社株買いなどに充てる。

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(2月8日発表)

シグマクシス・ホールディングス <6088>
今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.36%にあたる60万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月26日から8月31日まで。

横浜丸魚 <8045>
4-12月期(3Q累計)経常は21%増益で着地、今期配当を4円増額修正。また、株主優待制度を拡充。保有株数「500株以上」の区分を追加し、3000円分のクオカードを贈呈する。

ヤマハ <7951>
今期最終を16%下方修正。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の4.1%にあたる700万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月7日から7月31日まで。

三菱商事 <8058>
4-12月期(3Q累計)最終は27%減益で着地。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の10%にあたる4億1700万株(金額で5000億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は10月31日付で全て消却する。