アイロムグループ <2372>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。ビー・エックス・ジェイ・ビー・ツー・ホールディングがTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株2800円で13日終値を49.5%上回る水準。24年9月中旬をメドに公開買付けを開始する。
ペプドリ <4587>
24年12月期の連結最終利益を従来予想の73億円→140億円に91.8%上方修正。増益率が2.4倍→4.6倍に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。4月に締結したノバルティス<NVS>とのペプチド創薬における提携拡大が予想を上回る収益貢献となる。
リベロ <9245>
24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比3.7倍の3.1億円に急拡大して着地。不動産会社向けと法人企業向けの新生活サービスがユーザー数、単価ともに順調に増加したことが寄与。生産性の向上や販管費の削減なども大幅増益につながった。
日本KFCホールディングス <9873>
カーライル系のクリスピーがTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株6500円で20日終値を20.4%上回る水準。買い付け期間は5月21日から7月9日まで。
四季報記者が選んだ2024年度6月大バケ期待の10銘柄 (5月25日発表分)
三井住友フィナンシャルグループ <8316>
今期最終は10%増で2期連続最高益、実質増配へ。また、9月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。そのほか、発行済み株式数(自社株を除く)の1.1%にあたる1500万株(金額で1000億円)を上限に自社株買いを実施。取株は8月20日付で全て消却する。
ブロードメディア <4347>
今期経常は10%増益、7円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.75%にあたる20万株(金額で2億6000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月13日から7月31日まで。
レゾナック <4004>
24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は110億円の黒字(前年同期は109億円の赤字)に浮上して着地。半導体市況の回復を背景に、半導体後工程材料やデータセンター向けHDメディアの販売が大きく伸びたことが寄与。固定費の抑制や円安効果なども利益改善につながった。
クレハ <4023>
前期最終が上振れ着地・今期は3%増益、実質増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の10.18%にあたる560万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施。6月28日付で314万3000株の自社株を消却する。