四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の15銘柄(3月10日発表)

 丹青社 <9743>
24年1月期の連結経常利益を従来予想の31.6億円→39億円に23.4%上方修正。増益率が4.0倍→4.9倍に拡大する見通しとなった。需要回復によって売上高が堅調に推移したことに加え、商業その他施設事業を中心に利益率の高い案件を計上したことが要因。

岩塚製菓 <2221>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.0%にあたる45万株(金額で23億1750万円)を上限に、3月11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

大日本印刷 <7912>
発行済み株式数(自社株を除く)の8.31%にあたる2000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月11日から9月30日まで。また、3月19日付で1500万株の自社株を消却する。

大阪有機化学工業 <4187>
大有機は独立系化学メーカーで特殊アクリル酸エステルを強みとし、多品種少量生産を特徴としている。化成品や電子材料、機能化学品で高い実績を持つ。液晶や有機EL向け材料のほか、半導体レジスト用原料で商機を捉え、生成AI市場の拡大を背景とした半導体需要復活の恩恵を享受する。

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(12月6日発表)

JSB <3480>
23年10月期の期末一括配当を従来計画の40円→63円(前の期は44円)に大幅増額修正した。普通配当40円に加え、「UniLife」ブランドの制定20周年記念配当23円を実施する。

不二電機 <6654>
24年1月期第3四半期累計(2-10月)の経常利益(非連結)は前年同期比7.9%増の3億1400万円に伸びて着地。汎用端子台やコネクタ端子台の売上減少で減収になったものの、販管費における経費の一部が低減したことで増益を確保した。通期計画の3億5300万円に対する進捗率は89.0%に達しており、業績上振れが期待される。

FDK <6955>
三徳の子会社である中国・包頭三徳電池材料の出資持ち分を取得し子会社化する。取得価額は10.8億円。これに伴い、24年2月期第4四半期に負ののれん発生益として約5億円を特別利益に計上する見込み。

トモニホールディングス <8600>
2800万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限420万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は12月13日から18日までのいずれかの日に決定。