四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(5月7日更新)

リリカラ <9827>
23年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比68.7%増の7億円に拡大して着地。主力のインテリア事業が昨年実施した値上げなどによって採算が大きく改善したことが寄与。オフィス空間の設計・施工などを手掛けるスペースソリューション事業が黒字化したことも大幅増益に貢献した。上期計画の4.6億円をすでに52.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

TOA <6809>
23年3月期の連結経常利益は前の期比12.6%減の21億円に落ち込んだものの、続く24年3月期は前期比23.6%増の26億円に拡大する見通しとなった。今期は付加価値の拡大によって収益基盤を強化し、新成長分野の探索と創造を通じて成長を加速させる計画。

 赤阪鉄 <6022>
23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億2000万円→3億円に2.5倍上方修正。従来の39.1%減益予想から一転して52.3%増益見通しとなった。収益性の高い部分品や修理工事の売り上げが増加したことに加え、補助金収入などの営業外収益が計画を大幅に上回ったことが上振れの要因。

イビデン <4062>
23年3月期の連結経常利益は前の期比2.4%増の761億円になったが、24年3月期は前期比31.7%減の520億円に落ち込む見通しとなった。