四季報記者が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月24日発表分)

 インテリクス <8940>
25年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常損益は11.7億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に浮上して着地。リノヴェックスマンション販売の利益率が大幅に改善したことに加え、一棟収益物件を売却したことも利益を大きく押し上げた。

 キユーピー <2809>
24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の321億円に急拡大して着地。海外の持続的な成長に加え、調味料・惣菜の販売回復、値上げ効果などが寄与した。タマゴ商品の販売増加や主原料高騰の影響が緩和したことなども大幅増益につながった。

イーサポート <2493>
24年11月期第3四半期累計(23年12月-24年8月)の連結経常損益は1億3400万円の黒字(前年同期は2100万円の赤字)に浮上して着地。主力のオペレーション事業で各種サービスの取扱高が堅調に推移したことに加え、生鮮MDシステムの利用料金改定なども収益を押し上げた。

 戸上電 <6643>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→28.5億円に5.6%上方修正。減益率が10.9%減→5.9%減に縮小する見通しとなった。売上構成の良化によって採算が向上することが上振れの要因。

四季報記者が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月23日発表分)

中本パックス <7811>
25年2月期上期(3-8月)の連結経常利益は前年同期比34.0%増の16.2億円に拡大し、従来の10.2%減益予想から一転して増益で着地。IT・工業材関連のスマートフォン用途や半導体関連の受注が増加したうえ、下期に想定していた受注が前倒しになったことが要因。生活資材関連で利益率の高い自社商品の販売が好調に推移したことなども上振れにつながった。

西川ゴム <5161>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比60.8%増の30.3億円に拡大して着地。北米で自動車生産台数が増加したことに加え、円安による為替の影響も追い風となった。上期計画の35億円に対する進捗率は86.7%に達しており、業績上振れが期待される。

コシダカHD <2157>
24年8月期の連結経常利益は前の期比40.8%増の109億円に拡大して着地。続く25年8月期も前期比5.5%増の115億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はカラオケ事業で積極出店を継続するほか、前期に出店した51店舗が通期フル寄与する。既存店は客数を軸に増収を確保する計画。また、不動産管理事業の利益が改善することも増益に貢献する。

 竹内製作所 <6432>
25年2月期の連結経常利益を従来予想の385億円→420億円に9.1%上方修正。増益率が8.6%増→18.5%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。建設機械の需要が減速し、欧米ともに販売台数が計画を下回る一方、海上運賃の減少や円安効果などで利益は上振れする。