四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月29日発表分)

富士石油 <5017>
出光興産 <5019> と資本業務提携に関する合意書を締結。出光興産はJERAが保有する富士石油の全株式を取得し、富士石油を持分法適用関連会社とする予定。

ジャパンディスプレイ <6740>
次世代有機ELディスプレイ「eLEAP」の量産化に向けた進捗を報告。歩留まりは社内計画を大幅に超えるペースで向上。また、超高輝度1600 nitsノートPC用eLEAPの開発に成功。

コレック <6578>
太陽光発電所の開発や電力小売事業を展開するLooop(東京都台東区)と業務提携を開始したと発表しており、好材料視された。今回の提携により、コレックがテレマーケティング事業で提案するサービスラインアップに、Looopが提供する「Looopでんき」を追加することになり、取扱商材の拡充に伴う売り上げの増加が期待されている。一方、Looopには販売チャネル拡大による顧客数の増加が期待されており、両社の事業拡大に寄与すると判断したという。

JMACS <5817>
24年2月期の単体決算発表にあわせ、25年2月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比3.7倍の2億6400万円となる見通しを示した。増益予想が買いを誘う形となったようだ。今期の売上高は同4.8%増の56億円を見込む。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月28日発表分)

 さくらさくプラス <7097>
は3月15日に年初来高値となる1360円をつけ、その後は調整局面となっている。ただ、中期トレンドを示す75日移動平均線を割り込むことはなく、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつある状況。PERやPBRといった指標面には割安感もあり、時価は押し目買い好機と捉えたい。

マーキュリーリアルテックイノベーター <5025>
今期経常は20%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.02%にあたる8万株(金額で5600万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月16日から9月30日まで。

TKP <3479>
24年2月期の連結経常利益は前の期比47.5%増の45.1億円に伸びて着地。続く25年2月期も前期比66.0%増の75億円に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は対面イベント需要が回復する中、主力の貸会議室事業で新規出店と既存施設の増床を進めるほか、ホテル・宿泊研修事業では既存ブランドに加えて新業態も含めて施設数を増設し、23.1%の増収を見込む。

 JMACS <5817>
24年2月期の経常利益(非連結)は前の期比41.5%減の1億3700万円に落ち込んだものの、続く25年2月期は前期比2.2倍の3億0100万円に急拡大する見通しとなった。今期は主力の電線事業で付加価値の高い製品の開発・販売に注力するほか、赤字が続くトータルソリューション事業の見直しを進めることで採算が大きく改善する。