四季報が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月28日発表分)

扶桑薬 <4538>
25年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→21億円に2.1倍上方修正。従来の減益予想から一転して91.3%増益見通しとなった。腎・透析関連の後発医薬品の販売促進や輸液・注射剤の他社品代替供給による販売増加で、売上高が計画を上回ったことが寄与。増産や特例的な不採算品再算定の影響で売上原価率が想定を下回ることも利益を押し上げる。

 住友電 <5802>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の1217億円となり、従来予想の1070億円を上回って着地。売上高は若干未達だったものの、生産性の改善やコスト低減、販売価格の改善を進めたことが奏功した。

エヌアイデイ <2349>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.4%増の17.1億円に伸び、従来予想の11.8億円を上回って着地。堅調なIT投資需要が追い風となったほか、採算性の改善や受取配当金の増加なども利益を押し上げた。

プログリット <9560>
24年8月期の経常利益(非連結)は前の期比66.1%増の8.1億円に伸びて着地。続く25年8月期も前期比31.2%増の10.7億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は英語学習へのニーズが引き続き堅調に推移する中、主力の英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスともに成長が継続し、売上高は前期比28%の大幅増収を見込む。

四季報が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月26日発表分)

 戸上電 <6643>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の27億円→28.5億円に5.6%上方修正。減益率が10.9%減→5.9%減に縮小する見通しとなった。売上構成の良化によって採算が向上することが上振れの要因。

オルガノ <6368>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の248億円→285億円に14.9%上方修正。増益率が5.9%増→21.7%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。電子産業分野を中心とする活発な生産活動を背景に、メンテナンスなどのソリューションサービスが高い水準で推移することを織り込んだ。プラント案件の原価低減などによる利益率の改善も上振れに貢献する。

 サンリオ <8136>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比70.4%増の241億円に拡大し、従来予想の198億円を上回って着地。「ハローキティ」50周年の施策や複数キャラクター戦略などが奏功し、国内、海外ともに売上高が計画を上回ったことが寄与。ライセンス事業の拡大による収益性向上に加え、販管費が計画を下回ったことなども利益を押し上げた。

 クスリアオキ <3549>
25年5月期第1四半期(6-8月)の連結経常利益は前年同期比9.5%増の74億円に伸びて着地。ドラッグストア3店舗、ドラッグストア併設調剤薬局を20薬局開設したほか、既存店の改装、生鮮食品導入による品揃え強化を進めたことで2ケタ増収を達成した。