四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月26日発表分)

ロードスター <3482>
24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の24.7億円に急拡大して着地。不動産投資事業で販売用不動産2物件を売却し、94.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ジオスター <5282>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→18.5億円に27.7%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して20.0%増益見通しとなった。土木製品を中心とした利益率の改善や固定費の減少によって採算が想定より上向いたことが要因。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→11円(前の期は6円)に大幅増額修正した。

 三菱電機 <6503>
24年3月期の連結最終利益は前の期比33.2%増の2849億円に拡大して着地。続く25年3月期も前期比10.5%増の3150億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は防衛システムや社会システム、空調機器が拡大するほか、価格改善なども寄与し、2ケタ増益を確保する。

○ゼオン <4205>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.73%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月7日から25年3月21日まで。取得した自社株は25年4月4日付で全て消却する。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月25日発表分)

 桜島埠 <9353>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円→3億3500万円に39.6%上方修正。従来の1.2%減益予想から一転して37.9%増益見通しとなった。ばら貨物で荷動きが不透明だった一部貨物の取扱数量が期末にかけて増加したことが要因。受取保険金を計上したことなども利益を押し上げた。

野村総合研究所 <4307>
今期最終は10%増で4期連続最高益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.72%にあたる1000万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から10月25日まで。

アマノ <6436>
今期経常は5%増で3期連続最高益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.69%にあたる50万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月26日から7月31日まで。

 大井電気 <6822>
24年3月期の連結経常損益を従来予想の4.6億円の黒字→8.3億円の黒字(前の期は4.3億円の赤字)に80.4%上方修正した。電力スマートメーター向けの通信機器を中心にIoT関連装置事業の売り上げが増加したことが寄与。コスト削減の徹底に加え、材料費や製造コスト上昇分の価格転嫁などを進めたことも上振れにつながった。