四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (5月1日発表分)

八洲電機 <3153>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の38億円→40億円に5.3%上方修正。増益率が29.7%増→36.6%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。前期業績の上方修正は2月に続き、4回目。各事業部門で年度末の事業環境が想定を上回り、業績が好調に推移する見込みとなったことを反映した。

あさくま <7678>
株主優待制度を拡充。実施回数を年1回→年2回に増やす。新設する7月末の基準日では100株以上を保有する株主を対象に、抽選で5000~3万円相当の「あさくまおせち」や食事券を贈呈する。抽選に漏れた株主には3000円分の食事券を配布する。

リログループ <8876>
光通信(株)が17日付で大量保有報告書を提出。光通信(株)のリログループ株式保有比率は5.13%となり、新たに5%を超えたことが判明した。

ハウス食品グループ本社 <2810>
中期経営計画を策定。27年3月期に営業利益270億円(24年3月期計画は200億円)を目指す。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月29日発表分)

富士石油 <5017>
出光興産 <5019> と資本業務提携に関する合意書を締結。出光興産はJERAが保有する富士石油の全株式を取得し、富士石油を持分法適用関連会社とする予定。

ジャパンディスプレイ <6740>
次世代有機ELディスプレイ「eLEAP」の量産化に向けた進捗を報告。歩留まりは社内計画を大幅に超えるペースで向上。また、超高輝度1600 nitsノートPC用eLEAPの開発に成功。

コレック <6578>
太陽光発電所の開発や電力小売事業を展開するLooop(東京都台東区)と業務提携を開始したと発表しており、好材料視された。今回の提携により、コレックがテレマーケティング事業で提案するサービスラインアップに、Looopが提供する「Looopでんき」を追加することになり、取扱商材の拡充に伴う売り上げの増加が期待されている。一方、Looopには販売チャネル拡大による顧客数の増加が期待されており、両社の事業拡大に寄与すると判断したという。

JMACS <5817>
24年2月期の単体決算発表にあわせ、25年2月期の業績予想を開示し、今期の最終利益が前期比3.7倍の2億6400万円となる見通しを示した。増益予想が買いを誘う形となったようだ。今期の売上高は同4.8%増の56億円を見込む。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月28日発表分)

 さくらさくプラス <7097>
は3月15日に年初来高値となる1360円をつけ、その後は調整局面となっている。ただ、中期トレンドを示す75日移動平均線を割り込むことはなく、足もとでは5日移動平均線と25日移動平均線とのゴールデンクロスが視野に入りつつある状況。PERやPBRといった指標面には割安感もあり、時価は押し目買い好機と捉えたい。

マーキュリーリアルテックイノベーター <5025>
今期経常は20%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.02%にあたる8万株(金額で5600万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月16日から9月30日まで。

TKP <3479>
24年2月期の連結経常利益は前の期比47.5%増の45.1億円に伸びて着地。続く25年2月期も前期比66.0%増の75億円に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。今期は対面イベント需要が回復する中、主力の貸会議室事業で新規出店と既存施設の増床を進めるほか、ホテル・宿泊研修事業では既存ブランドに加えて新業態も含めて施設数を増設し、23.1%の増収を見込む。

 JMACS <5817>
24年2月期の経常利益(非連結)は前の期比41.5%減の1億3700万円に落ち込んだものの、続く25年2月期は前期比2.2倍の3億0100万円に急拡大する見通しとなった。今期は主力の電線事業で付加価値の高い製品の開発・販売に注力するほか、赤字が続くトータルソリューション事業の見直しを進めることで採算が大きく改善する。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月27日発表分)

日本アンテナ <6930>  
25日の取引終了後、エレコム<6750>との間で経営統合に関する基本合意書を締結すると発表。これを手掛かりに買いを集めた。エレコムグループとの機能統合や、エレコム子会社のDXアンテナとの経営統合を行うことを目指す。10~11月ごろをメドにエレコムを親会社とする株式交換を実施するという。両社は今後、法的拘束力のある株式交換契約の締結に向けて協議・検討を進めていく。

野村不HD <3231>  
25日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の連結業績と配当予想を開示した。今期の売上高は前期比7.5%増の7900億円、最終利益は同2.7%増の700億円を見込む。前期に続き過去最高益を計画するほか、前期の期末配当を10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比25円増配の165円としており、評価されたようだ。住宅部門で増収増益を計画する

正興電 <6653>
24年12月期上期(1-3月)の連結経常利益を従来予想の8.8億円→11.9億円に35.2%上方修正。従来の7.2%減益予想から一転して25.5%増益を見込み、6期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。電力部門とサービス部門が引き続き堅調に推移することに加え、遊休地の売却による売却益が発生したことも織り込んだ。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月26日発表分)

ロードスター <3482>
24年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.8倍の24.7億円に急拡大して着地。不動産投資事業で販売用不動産2物件を売却し、94.8%の大幅増収を達成したことが寄与。

 ジオスター <5282>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の14.5億円→18.5億円に27.7%上方修正。従来の6.0%減益予想から一転して20.0%増益見通しとなった。土木製品を中心とした利益率の改善や固定費の減少によって採算が想定より上向いたことが要因。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の8円→11円(前の期は6円)に大幅増額修正した。

 三菱電機 <6503>
24年3月期の連結最終利益は前の期比33.2%増の2849億円に拡大して着地。続く25年3月期も前期比10.5%増の3150億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は防衛システムや社会システム、空調機器が拡大するほか、価格改善なども寄与し、2ケタ増益を確保する。

○ゼオン <4205>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.73%にあたる1000万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月7日から25年3月21日まで。取得した自社株は25年4月4日付で全て消却する。

四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月25日発表分)

 桜島埠 <9353>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の2億4000万円→3億3500万円に39.6%上方修正。従来の1.2%減益予想から一転して37.9%増益見通しとなった。ばら貨物で荷動きが不透明だった一部貨物の取扱数量が期末にかけて増加したことが要因。受取保険金を計上したことなども利益を押し上げた。

野村総合研究所 <4307>
今期最終は10%増で4期連続最高益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.72%にあたる1000万株(金額で300億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月15日から10月25日まで。

アマノ <6436>
今期経常は5%増で3期連続最高益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.69%にあたる50万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月26日から7月31日まで。

 大井電気 <6822>
24年3月期の連結経常損益を従来予想の4.6億円の黒字→8.3億円の黒字(前の期は4.3億円の赤字)に80.4%上方修正した。電力スマートメーター向けの通信機器を中心にIoT関連装置事業の売り上げが増加したことが寄与。コスト削減の徹底に加え、材料費や製造コスト上昇分の価格転嫁などを進めたことも上振れにつながった。