四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の15銘柄(3月7日発表)

大阪ガス <9532>
今期配当を7.5円増額修正。中期経営計画で株主還元方針を変更。累進配当を導入し、株主資本配当率(DOE)3.0%を目指す。来期以降の配当額を年95円に設定。また、発行済み株式数の1.6%にあたる676万7900株の自社株を消却する。消却予定日は3月25日。

大幸薬品 <4574>
24年12月期の連結最終損益を従来予想の3.5億円の黒字→5.5億円の黒字(前期は36.1億円の赤字)に57.1%上方修正した。医薬品事業の仕入取引に関連し、取引先と契約を締結。これに伴い、受取補償金2億円を計上することが最終利益を押し上げる。

 テレ朝HD <9409>
24年3月期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は50円)に増額修正した。政策保有株の縮減や東証の要請による「資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応策」の検討状況などを勘案した。

東洋電機 <6655>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.01%にあたる8万7000株(金額で7368万9000円)を上限に、3月8日朝の名証の自己株式立会外買付取引「N-NET3」で自社株買いを実施する。

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(2月8日発表)

シグマクシス・ホールディングス <6088>
今期経常を9%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も2円増額。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.36%にあたる60万株(金額で6億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月26日から8月31日まで。

横浜丸魚 <8045>
4-12月期(3Q累計)経常は21%増益で着地、今期配当を4円増額修正。また、株主優待制度を拡充。保有株数「500株以上」の区分を追加し、3000円分のクオカードを贈呈する。

ヤマハ <7951>
今期最終を16%下方修正。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の4.1%にあたる700万株(金額で150億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月7日から7月31日まで。

三菱商事 <8058>
4-12月期(3Q累計)最終は27%減益で着地。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の10%にあたる4億1700万株(金額で5000億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は10月31日付で全て消却する。