ノート <5243>
24年11月期の連結経常損益を従来予想の8000万円の赤字→2500万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。足もとの採用計画の進捗を踏まえ、人件費を中心とする販管費が抑制される見込みとなったことが要因。
安川電 <6506>
25年2月期の連結最終利益を従来予想の540億円→640億円に18.5%上方修正。増益率が6.5%増→26.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。持ち分法適用関連会社である煙台東星磁性材料の一部株式を売却することに伴い、売却益および残存株式の再評価益として約240億円を計上することが利益を押し上げる。
ABCマート <2670>
25年2月期の連結経常利益を従来予想の597億円→633億円に6.0%上方修正。増益率が3.2%増→9.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。国内で都市部路面店や商業施設における販売が好調に推移したことに加え、売り場面積の拡大に伴う店舗売上の増加などを反映した。海外も韓国、米国ともに前年を上回る見通し。
テクミラ <3627>
25年2月期上期(3-8月)の連結経常損益を従来予想の8000万円の赤字→6500万円の黒字(前年同期は5400万円の黒字)に上方修正し、一転して20.4%増益見通しとなった。ライフデザイン事業で5月に発売した新作ゲームソフトのアジア版が好評で販売が拡大したほか、AI&クラウド事業ではAIやDXソリューションなどの付加価値分野が好調だった。IoT&デバイス事業でODM事業の受注が計画を大きく上回ったことも上振れにつながった。
四季報記者が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月28日発表分)
扶桑薬 <4538>
25年3月期上期(4-9月)の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→21億円に2.1倍上方修正。従来の減益予想から一転して91.3%増益見通しとなった。腎・透析関連の後発医薬品の販売促進や輸液・注射剤の他社品代替供給による販売増加で、売上高が計画を上回ったことが寄与。増産や特例的な不採算品再算定の影響で売上原価率が想定を下回ることも利益を押し上げる。
住友電 <5802>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比2.0倍の1217億円となり、従来予想の1070億円を上回って着地。売上高は若干未達だったものの、生産性の改善やコスト低減、販売価格の改善を進めたことが奏功した。
エヌアイデイ <2349>
25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比23.4%増の17.1億円に伸び、従来予想の11.8億円を上回って着地。堅調なIT投資需要が追い風となったほか、採算性の改善や受取配当金の増加なども利益を押し上げた。
プログリット <9560>
24年8月期の経常利益(非連結)は前の期比66.1%増の8.1億円に伸びて着地。続く25年8月期も前期比31.2%増の10.7億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は英語学習へのニーズが引き続き堅調に推移する中、主力の英語コーチングサービス、サブスクリプション型英語学習サービスともに成長が継続し、売上高は前期比28%の大幅増収を見込む。