四季報記者が選んだ2024年度5月大バケ期待の15銘柄 (4月27日発表分)

日本アンテナ <6930>  
25日の取引終了後、エレコム<6750>との間で経営統合に関する基本合意書を締結すると発表。これを手掛かりに買いを集めた。エレコムグループとの機能統合や、エレコム子会社のDXアンテナとの経営統合を行うことを目指す。10~11月ごろをメドにエレコムを親会社とする株式交換を実施するという。両社は今後、法的拘束力のある株式交換契約の締結に向けて協議・検討を進めていく。

野村不HD <3231>  
25日の取引終了後、24年3月期の連結決算発表にあわせ、25年3月期の連結業績と配当予想を開示した。今期の売上高は前期比7.5%増の7900億円、最終利益は同2.7%増の700億円を見込む。前期に続き過去最高益を計画するほか、前期の期末配当を10円増額したうえで、今期の年間配当予想は前期比25円増配の165円としており、評価されたようだ。住宅部門で増収増益を計画する

正興電 <6653>
24年12月期上期(1-3月)の連結経常利益を従来予想の8.8億円→11.9億円に35.2%上方修正。従来の7.2%減益予想から一転して25.5%増益を見込み、6期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。電力部門とサービス部門が引き続き堅調に推移することに加え、遊休地の売却による売却益が発生したことも織り込んだ。