四季報記者が選んだ2024年度11月大バケ期待の10銘柄 (10月29日発表分)

ノート <5243>
24年11月期の連結経常損益を従来予想の8000万円の赤字→2500万円の黒字に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。足もとの採用計画の進捗を踏まえ、人件費を中心とする販管費が抑制される見込みとなったことが要因。

安川電 <6506>
25年2月期の連結最終利益を従来予想の540億円→640億円に18.5%上方修正。増益率が6.5%増→26.3%増に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。持ち分法適用関連会社である煙台東星磁性材料の一部株式を売却することに伴い、売却益および残存株式の再評価益として約240億円を計上することが利益を押し上げる。

ABCマート <2670>
25年2月期の連結経常利益を従来予想の597億円→633億円に6.0%上方修正。増益率が3.2%増→9.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。国内で都市部路面店や商業施設における販売が好調に推移したことに加え、売り場面積の拡大に伴う店舗売上の増加などを反映した。海外も韓国、米国ともに前年を上回る見通し。

テクミラ <3627>
25年2月期上期(3-8月)の連結経常損益を従来予想の8000万円の赤字→6500万円の黒字(前年同期は5400万円の黒字)に上方修正し、一転して20.4%増益見通しとなった。ライフデザイン事業で5月に発売した新作ゲームソフトのアジア版が好評で販売が拡大したほか、AI&クラウド事業ではAIやDXソリューションなどの付加価値分野が好調だった。IoT&デバイス事業でODM事業の受注が計画を大きく上回ったことも上振れにつながった。