四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(7月16日更新)

マイクロアド <9553>
23年9月期の連結経常利益を従来予想の7.7億円→9.2億円に19.4%上方修正。増益率が30.9%増→56.3%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。上期において、利益率が高く高付加価値であるデータプロダクトの販売が想定を上回ったことが上振れの要因。

シェアテク <3989>
23年9月期の連結営業利益を従来予想の5億円→10億円に2倍上方修正。増益率が24.7%増→2.5倍に拡大し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。生活トラブルのマッチングサイトを運営する「暮らしのお困りごと」事業で、問い合わせの件数と単価が想定を上回ることが寄与。広告宣伝費率を適正な水準に抑制することも上振れに貢献する。

ミライト・ワン <1417>
今期経常は18%増益、5円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の4.71%にあたる450万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。

うるる <3979>
今期経常は256倍増で5期ぶり最高益更新へ。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、子会社が運営する出張撮影サービス「OurPhoto」3000円割引クーポンを1枚贈呈する。

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(5月11日更新)

ヤマトホールディングス <9064>
今期経常は39%増益へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の6.06%にあたる2200万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は24年3月29日付で全て消却する。

オリックス <8591>
今期最終は21%増で5期ぶり最高益、8.4円増配へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の3.4%にあたる4000万株(金額で500億円)を上限に自社株買いを実施する。

ETS・HD <1789>
23年9月期上期(22年10月-23年3月)の連結経常利益を従来予想の9000万円→2億6800万円に3.0倍上方修正。従来の37.9%減益予想から一転して84.8%増益見通しとなった。手持ち工事が順調に進捗し、売上高が計画を79.6%も上回ったことが利益を押し上げた。

セグエG <3968>
23年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比49.5%増の4.1億円に拡大して着地。企業のDX関連投資への意欲増大を背景にITインフラ関連のプロダクト販売が大幅に増加したほか、大型案件獲得によってプロフェッショナル(設計・構築)サービスも伸び、36.7%の大幅増収を達成した。

四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(5月7日更新)

リリカラ <9827>
23年12月期第1四半期(1-3月)の経常利益(非連結)は前年同期比68.7%増の7億円に拡大して着地。主力のインテリア事業が昨年実施した値上げなどによって採算が大きく改善したことが寄与。オフィス空間の設計・施工などを手掛けるスペースソリューション事業が黒字化したことも大幅増益に貢献した。上期計画の4.6億円をすでに52.2%も上回っており、業績上振れが期待される。

TOA <6809>
23年3月期の連結経常利益は前の期比12.6%減の21億円に落ち込んだものの、続く24年3月期は前期比23.6%増の26億円に拡大する見通しとなった。今期は付加価値の拡大によって収益基盤を強化し、新成長分野の探索と創造を通じて成長を加速させる計画。

 赤阪鉄 <6022>
23年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1億2000万円→3億円に2.5倍上方修正。従来の39.1%減益予想から一転して52.3%増益見通しとなった。収益性の高い部分品や修理工事の売り上げが増加したことに加え、補助金収入などの営業外収益が計画を大幅に上回ったことが上振れの要因。

イビデン <4062>
23年3月期の連結経常利益は前の期比2.4%増の761億円になったが、24年3月期は前期比31.7%減の520億円に落ち込む見通しとなった。