四季報記者が選んだ新年度大バケ期待の10銘柄(3月2日)

グローバルインフォメーション <4171>
20年12月期の連結経常利益は前の期非連結比2.9%減の3.3億円になったが、21年12月期は前期比9.0%増の3.6億円に伸びを見込み、4期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。同時に、今期の年間配当は前期の記念配当6円を落とし、普通配当24円にする方針とした。

G-FACTORY <3474>
20年12月期の連結経常損益は1200万円の赤字(前の期は2200万円の黒字)に転落したが、従来予想の9300万円の赤字を上振れて着地。21年12月期は1億0900万円の黒字に急浮上する見通しとなった。直近3ヵ月の実績である10-12月期(4Q)の連結経常損益は5300万円の黒字(前年同期は7000万円の赤字)に浮上し、売上営業損益率は前年同期の-6.7%→4.6%に急改善した。

<6613> QDレーザ
18日の取引終了後に発表した21年3月期第3四半期累計(20年4-12月)決算の説明資料の中で、アップサイド要因として「レーザ網膜投影技術を活用し、新しい検眼を。試作機はすでに完成、提携先と上市にむけて進行中」であると明らかにし、買い材料視されている。検眼市場は「成長ポテンシャルが大きい」とした上で、新しい検眼機は「小型・安価・短時間・自己検診が可能」という。

養命酒製造 <2540>
20年10-12月期(第3四半期)業績は、国内で主力の養命酒の販売が回復したことに加え、広告費などの経費削減や先送りによる販管費率の低下も寄与し、経常利益は前年同期の7000万円から5億0300万円に急拡大して着地。2位のクルーズ <2138> [JQ]は主力の低価格ファッション通販サイト「SHOPLIST」が利用者の増加を背景に2ケタ成長を達成したほか、メディア事業と投資事業の収益改善も利益拡大につながった。